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仙台短篇映画祭 [映画]

仙台短篇映画祭

 今年(2011年)で11年目になる映画祭だそうですが、仙台に住んで
いないこともあってトシは今まで縁がありませんでした。

 そして3.11の大震災後、復旧に関わる仕事で約3カ月滞在したことで
仙台は身近な場所に感じられるようになりました。

 それに加えてその時の仕事仲間の一人が今回、仙台短篇映画祭のために
映画を制作したという縁があり、休みを取って仙台まで観に行きました。


 「ショートピース!仙台短篇映画祭2011」というこのイベントの会場は
せんだいメディアテークという施設でした。

 施設内に180席のスタジオシアターというのがあり、本来はそのシアターで
上映するものだったようです。

 今年は震災の影響でシアターが使えず、1階のオープンスクエアにスクリーンと
客席を設置しての上映会となりました。


 国内や海外の短篇映画を上映する映画祭ですが、今年の目玉と言っていいのが
映画祭のために作られたオムニバス映画です。

 仕事の同僚が制作した映画というのはそのオムニバスの中の1本です。

 311仙台短篇映画祭映画制作プロジェクト作品「明日」というタイトルの
この映画は40人の監督がそれぞれ3分11秒の持ち時間で短篇映画を制作した
もので、上映時間が約130分にもなるオムニバスです。

 3.11が監督たちにどんな影響を与えたか、そして監督たちが「明日」
といものをどう表現するのか、興味をそそられる内容です。

 十人十色と言いますが四十人四十色の個性豊かな短篇が集結して、2時間
以上にわたる上映時間なのに全然退屈しませんでした。  

 3分11秒というのは作る側にとってはかなりきつい制約だと思うのですが
その制約の中で具体的に何をどう表現するか、40人の監督たちが悩み抜いた
末に完成させた作品群はやはり心に響いてくるものがありました。

 喜怒哀楽、不条理、滑稽、絶望、希望、癒し、救い、幻想、などなど本当に
様々なことが描かれていて、全体を通して観るとそれぞれの映画に込められた
熱い思いが相乗効果で大きな力になって伝わって来る気がしました。


 夜勤明けで新幹線に乗って移動、仙台に着いてから昼ご飯を食べて
午後からの上映を観て、夕方の交流会に参加して、遅い晩御飯を食べて
深夜バスで帰るという強行スケジュールでしたが充実した一日でした。


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