SSブログ
タイの旅2012 ブログトップ

バンコクとパタヤの交通機関 [タイの旅2012]

バンコクとパタヤの交通機関

 まずバンコクのスワンナプーム空港に着いてからは、あらかじめ
手配してあったタクシーでパタヤに向かいました。

 前回はAK社に申し込んだところ予約の対応が雑で印象が悪かったので
今回はAP社にしました。 

 乗用車で特に指定なしだと1200バーツですがVIP仕様(トヨタのカムリか
それと同等以上の車種が確約)にすると+200バーツ。

 トシたちは3人でそれぞれスーツケースもあったのでVIPにして
1400バーツ。

 もし運転手にチップを100バーツあげたとして一人500バーツになります。

 メータータクシーや乗り合いの長距離バスを除けばおそらく最安値だと思います。

 メータータクシーだと車の当たり外れがあるので長時間乗るときには
利用したくありません。長距離バスはパタヤのバスターミナルに着いてから
ホテルまでの移動手段も考えなければならなくて面倒くさいです。

 なので3人で空港からパタヤに向かうには予約タクシーが一番良いです。

 予約を入れる際、待ち合わせスポットで運転手が手にする待ち受けボードの
名前を指定できるというので「TOSHI TOKYO」と指定したのですが、
当日運転手はトシの名字を書いた紙を持って立っていました。

 話がちゃんと伝わっていないところがタイらしいです。

 車はカムリでしたがそんなに綺麗という印象はありませんでした。

 運転手は普通のおばさんだったのですが、このおばさんの携帯電話は
しょっちゅう着信があり、そのたびにおばさんは(走行中でもお構いなしに)
出て普通に話していました。

 もちろん片手運転です。

 ハンズフリーにしてるならともかく、お客を乗せて走っているのに
携帯片手に運転だなんて。

 気持ち良くホテルに着いたらチップを100バーツ渡そうと思っていましたが
結局チップはあげないことにしました。

 これがもし空港に待機している高級車(ベンツ等)のタクシーだと
教育が行き届いているのかもしれません。

 しかし庶民のトシにとっては高いので利用する機会がありません。

 パタヤでの移動手段は、ソンテウと呼ばれる乗り合い自動車が主流です。

 トラックの荷台のような部分に左右一列ずつベンチがあって、約10人が
座れます。

 立って乗れないこともないのですが直立できるほど屋根が高くないので
基本的に座席が空いていなかったらあきらめて別の車に乗ります。

 循環バスのように経路が決まっていますが、決まったバス停というのはなく、
タクシーのように任意の場所で車を止めて乗り込みます。

 目的地が近付いたら車内のブザーで知らせて、停まったら助手席の人に
料金を払います。普通は距離に関係なく10バーツです。

 もし空車をチャーターして乗る場合には料金交渉が必要です。

 慣れれば、行き先を告げなくても好きなところで乗って好きなところで
降りられるソンテウは重宝します。

 パタヤからバンコクまではさっきのAP社のミニバスを利用しました。

 トシたちPAGE10からの3人と、別のホテルに泊まっていた3人が
一緒です(7名の内1名だけパタヤ延泊)。

 確かハイエースだったと思います。荷物用のスペースも十分でした。

 こちらは自分ではなくIの手配だったので詳細は忘れましたが、VIP仕様で
2500バーツではなかったかと思います。

 この運転手は無駄な口は利きませんが的確なコミュニケーションが取れるし
気遣いもありました。

 もちろん携帯片手のながら運転もなし。

 当然この運転手にはチップをあげました。


 バンコクでの交通手段は多岐にわたりますが、トシたちが利用したのに限れば
BTS(高架鉄道)・地下鉄・メータータクシーの3種類です。

 BTS・地下鉄ともに、年々路線が拡充して便利になりました。

 それと同時に利用客も増え続けているようです。

 通勤・通学時間の混雑ぶりは東京と変わりありません。

 それだけでなくいつ乗っても混んでいるという印象を受けました。

 混雑緩和を全く考えていないのでは?とさえ思えて来ます。

 BTSの編成が4両というのは少ないです。ホームの長さを有効に使えば
6両編成も可能ではないかと思いますが。

 あとは運転間隔をもっと詰めるとかがあってもいいのではないでしょうか。

 空港アクセスの記事でも書きましたがエレベーター・エスカレーターの
未設置。この問題にも前向きに取り組んでほしいと思います。
 


 メータータクシーですが、観光客を相手にぼったくろうとするドライバーは
残念ながらまだいるようです。

 ホテルから乗る場合、ちゃんとしたホテルだとタクシーの番号を控えた上で、
ホテルの係員が運転手に行き先を告げます。

 こうすることによってトラブルの可能性がかなり低くなります。

 バンコクで泊まったシェラトン・グランデ・スクンビットでは、夜
トシがタクシーでホテルに帰った時、車寄せでなく大通りで停車したにも
かかわらずホテルマンが車の前まで来てくれました。

 そしてドアを開けてくれたり、懐中電灯で車内を照らして忘れ物の
チェックまでしてくれました。

 そこまでしてくれるホテルなら安心です。ドライバーも変な気を
起こしたりしないでしょう。

 日本の交通機関が安全・安心・明朗会計いずれも高いレベルにある
というのは間違いないでしょう。

 普段は意識しませんが海外に行って来るとそれが実感できます。 


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

グルメ三昧で予算オーバー [タイの旅2012]

グルメ三昧で予算オーバー


 元同僚の3人に友人・その家族などが加わり総勢7人が集まった
今回のタイ旅行。

 飛行機もホテルもそれぞれの都合で別々だったので個人旅行には
違いないのですが、現地でこれだけの人数が集まってしまうと
もはや団体旅行に近くなって来ます。

 大勢集まってにぎやかに過ごすのも楽しいし、食事の時にいろんな
料理を大皿で注文してみんなで分け合うのもまたいいものです。

 そういうメリットは否定しませんが今回はトシにとっては不満も
ありました。

 食事が、必ずしもトシの望むものではありませんでした。

 成り行き上みんなに合わせることになったのですが現地で本場の
タイ料理を食べまくりたいと思っていたトシには不本意な内容に
なってしまいました。

 4泊5日の旅行中の食事はこんな内訳です。

 1日目:昼・タイ航空の機内食
     夜・パタヤのシーフードレストラン

 2日目:朝・ホテルの朝食
     昼・ショッピングセンターでタイヌードル
     夜・MKでタイスキ

 3日目:朝・ホテルの朝食
     昼・ラン島ツアーに含まれる昼食
     夜・鉄板焼きBENIHANAのフルコース

 4日目:朝・ホテルの朝食
     昼・夜に備え食べず
     夜・高層ホテル屋上で洋食フルコース

 5日目:朝・ホテルの朝食
     昼・タイ航空の機内食(日本時間では夕食)

 前半はタイに行った時の定番と言っていい内容でした。

 機内食、ホテルの朝食はあらかじめ含まれており追加の出費はなし。

Singha.JPG

(タイ航空オリジナルデザインのシンハービール)

タイ航空機内食.jpg

(タイ航空機内食)

 シーフードレストランではビールも飲んで一人800バーツ(約2000円)ぐらい。

 トシの金銭感覚では500バーツもあればちゃんとした店で飲み物込みで
まともな食事ができるはずなので、ちょっと高い感じがしました。

 とはいえロブスターのテルミドールなども食べて、お腹一杯になったし
デザートに頼んだマンゴーがとても甘くておいしかったのでぎりぎり
許容範囲と言ったところでした。 

 2日目の昼・夜は自由行動でした。

 前夜お腹一杯になったし、朝食もしっかり食べたので昼は軽めで
いいと思いました。

 同じホテル(PAGE10)に泊まった3人のうちGは訳ありで
見動きが取れなくなったためAと二人でショッピングセンターに行き、
タイヌードルを食べました。

 ラーメンに比べ量が少なくて、軽く済ませたかったトシたちには
最適でした。

 辛口のヌードルと一緒に甘いソフトドリンクを注文して、一人
100バーツしないぐらいの現地価格。

 トシは昼はこのくらいで十分です。

 夜は再びGを置き去りにして健康志向のAと二人でMKに行き、
野菜多めのタイスキを。 

 定番のローストダックも食べてビールも飲んで一人400バーツ
(約1000円)ぐらい。許容範囲に収まりました。

 前半はこんな感じでまあまあ満足したのですが、後半は正直
“付いて行けない”と思いました。 

 3日目の夕食。Gが独断で鉄板焼きBENIHANAの予約を
入れていました。

 Aとトシは以前、Gに付き合う形でこの店のフルコースを食べた
ことがあります。

 そのときはとにかく量が多すぎてお腹が苦しくなった印象しか
ありません。

 もし事前に提案されていたらAとトシは却下していたことでしょう。

 でも食いしん坊のGはよっぽどお気に入りらしく、みんなを巻き込んで
グルメ三昧と行きたかったようです。

 結局Gの予約通り、7人でフルコースを食べることになりました。

 コックが客の目の前でパフォーマンスをして楽しませながら
焼くのがこの店の売りです。

 確かに場が盛り上がっていいのですが、接待してもらうならともかく
自腹で食べるには高くて、その割にサービスはいまいちでした。

 やっぱり日本人には量がありすぎて、残す人が続出。

 食べ物を粗末にできないトシは頑張って完食しましたが、またもや
お腹が苦しくなりました。

 お代の方は、ビール・ワインを含めて一人2000バーツを超えました。

 物価の安いタイで、わざわざこんな高い店に来なくても他に
いくらでもいい店があるのに・・・と思ってしまいました。

 4日目の昼は、連日お腹一杯食べた反動で、食べる気がしませんでした。

 極めつけは最後の晩です。Iの父の希望で、高層ホテル屋上の
レストランへ行くことに。

 予算オーバーになるのは目に見えていたのでトシは辞退したかったの
ですが、一人だけ不参加と言うのも気が引けて付き合いました。

 ワイン付きの洋食フルコースで3900バーツ。乾杯で飲んだビールは
別料金で、サービス料・税金が加算されて一人約5000バーツ。

 みんなで食べる夕食は後半に行くほど値が上がっていくのでした。

 誰かが御馳走してくれるなら喜んで付き合いますが、自腹なら
ワーキングプアのトシには分不相応です。

 団体行動になるとなかなかこういう場面で辞退しづらくて、つい
背伸びして付き合ってしまいます。

 こういう所が弊害と言えます。

 大皿料理を分け合うのとは違って、一人一皿で提供されるコース料理は
大勢で食べるメリットというのは感じられないし。

 Vertigoというこのレストランはバンコク屈指の高層ホテルの
屋上(最上階というのではなく、上が吹きさらしの本当の屋上)にあります。

 眺めはいいしサービスもBENIHANAよりずっと洗練されているし、
お客も上品な客ばかりで雰囲気はとてもいいです。

Vertigo.jpg

 (ストロボをたいて明るく撮影されてますが実際はキャンドルの明かりでムード一杯)

 料理は可もなく不可もなく。メインの肉は質より量?という印象で
日本人なら日本で食べる肉の方がおいしいと感じることでしょう。

 雰囲気重視の人向けだと思います。

 今夜は決めるぞ!というカップルや3~4人のグループに最適で、
あまり大勢で行くのには向いていないような気が・・・。

 そんな訳で、タイ料理食べまくりを目指したトシの希望はどこかへ
吹き飛んでしまい、不本意ながらフルコースに付き合ってしまった
今回のタイ旅行でした。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

空港アクセス [タイの旅2012]

空港アクセス

 トシは成田空港へ行くのに初めてスカイライナーを利用しました。

 日暮里舎人ライナー沿線に引っ越したので日暮里からの乗車です。

 日暮里→成田空港の所要時間は40分弱。

 運賃+ライナー料金で2400円(全席指定)でした。

 以前は東京から成田までは遠いという印象がありましたが
成田スカイアクセス線が開通してからは印象が変わりました。

 最高時速160キロで走行しますが揺れも騒音も非常に少なくて
とても快適です。

 自宅を出て成田空港到着まで、約1時間。あっという間に
着いてしまった印象です。

スカイライナー・1.jpg

スカイライナー・2.JPG

 タイ・バンコクでは2010年にエアポートレイルリンクという
空港アクセス線が開通したので今回利用してみましたが、現状では
決して便利とは言えません。

 スカイライナーと同様に30分間隔で運転。

 バンコクのパヤタイ駅からの所要時間は20分弱。

 運賃は90バーツ(今のレートで250円程度)。

 パヤタイ駅はバンコクの高架鉄道BTSと直結しています。

 データだけ見ればタクシーよりも早くて安くて良さそうですが。

 百聞は一見に如かず。とにかく一度乗って見たかったのですが
次回も利用したいとは思いませんでした。

 ・BTSが混んでいるのでスーツケースを持って乗るのが大変
 ・BTSの駅はエレベーター未設置、エスカレーターは上りしか
  ないのでホームから改札階まで階段で下りなければならない
 ・券売機の案内が不親切で、最初に間違えて各駅停車の
  チケットを買ってしまった(急行専用の券売機が別にあった)
 ・待合室が無い(あいにくトシたちが着いたころは電車が
  出発した直後で、約30分待つことに。改札内にベンチが
  あるものの冷房のない場所で待つのは苦痛)
 ・エレベーターが1台しかなく、その1台が狭い(小さいオフィスビルか
  マンションのエレベーターぐらいの大きさ。待っていた全員が
  ホームに上がるのに何往復も必要)

 指定席ではありませんが空いているし、発車してしまえばすぐに
着くのでその点だけは確かに快適です。

 でも電車に乗るまでにあんなに苦労するくらいならホテルから
タクシーに乗った方がよっぽどいいと思いました。

 この路線が国際線を利用する旅行客の利便性を考えて作られたとは
到底考えられません。

 帰りの便は羽田着。東京モノレール~山手線経由で帰りました。

 選択肢は他に京急線・バス・タクシーなどがありますが目的地や
予算に応じて最適な手段で帰ることができます。

 やっぱり日本の交通網は発達していて利用客の利便性もちゃんと
考えてくれているなというのを実感しました。 


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

マイレージプラスの特典旅行 [タイの旅2012]

マイレージプラスの特典旅行


 トシはユナイテッド航空のマイレージ会員です。そしてセゾンカードの
「マイレージプラス・セゾンカード」というのを持っています。

 このカードは年会費が5千円ぐらいしますが、カードの利用金額に対する
マイルの割合が有利に設定されています。

 2007年は貯まったマイルを特典旅行と交換してタイに行きました。

 そして2012年のタイ旅行もやはり特典旅行です。

 2007年はビジネスクラスを利用するために、マイルをすべて使い切って
しまいました。(さらに足りないマイルを買い足す必要もありました)

 あれから約5年半。

 飛行機には一度も乗らなかったのですが、ショッピングマイルだけで
結構貯まりました。

 とにかくカードで払えるものはできるだけカード払いにして、せっせと
貯めたおかげです。

 特典旅行の条件が改訂されて、以前に比べ必要なマイル数が増えて
しまったのですが、セーバー特典(少ないマイルで利用できる代わりに
様々な制限がある)での予約が取りやすくなりました。

 以前はセーバー特典で空席を探してもほぼ365日すべて満席で、
単なる客寄せの餌といった感がありました。

 改訂後は座席の制限が緩和されていて、今回はセーバー特典を
利用することができました。

 エコノミーで東京-バンコクの往復が3万マイルでした。

 以前の条件だとエコノミーのセーバー特典は2万マイルでしたが
空席が無いのでどのみちスタンダード特典(倍の4万マイル必要)で
行くしかありませんでした。

 それを考えると今の条件の方が実用的と言えます。 

 さらに良くなったことがあります。

 スターアライアンスに加盟する提携航空会社の便に空席があれば、
その提携航空会社の便が予約可能になりました。

 そして、行きと帰りの航空会社が違っていても問題ありません。

 バンコクへの直行便がある提携航空会社はタイ航空と全日空。

 今回トシたちはタイ航空で往復しました。

 4泊5日という短い日程で少しでも長く現地に滞在したかったの
ですが、それにはタイ航空が最適でした。

スターアライアンス・タイ航空.jpg

 TG641便(成田発・午前便)で行くと現地時間の午後3時半頃
着きます。車での移動、ホテルのチェックインから夕食まで、余裕を
持ったスケジュールで行動出来ます。

 帰りですが、羽田着という選択肢が増えて便利になりました。

 TG660便は現地時間午後2時半頃の出発。羽田空港に着くのが
午後10時半頃です。日付をまたがずに自宅に帰ることができます。

 今回は成田発TG641便で行き、羽田着TG660便で帰って来ました。

 仕事は帰国後のもう1日を休みにして不測の事態に備えましたが
何もなかったのでゆっくり過ごせました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

夜はご用心 [タイの旅2012]

夜はご用心

 今回の旅は大きなトラブルもなく概ね快適でした。

 無事に帰って来ましたが、実は一歩間違えば被害者になっていたかも?
という事例がいくつかありました。

 これからタイに行くという人のために注意を促したいです。

 パタヤ滞在中、友人Gが一人で夜道を歩いている時のことです。

 土地勘はあるのでホテルに帰るのに最短ルートを通りました。

 そして二人乗りのバイクが一台、Gを追い越して行きました。

 と思ったら停車して、こっちの様子をうかがっています。

 今度は引き返して来るではありませんか。

 後ろに乗っていた、図体のでっかいオカマが降りてGに向かって来ます。

 「ねえ、遊ぼうよ」とかなんとか言ってGにまとわり付くのですが
もちろんGにその気はありません。

 なおもしつこく絡んできて、体に抱きついたり股間を鷲掴みにしたりと
迷惑行為をエスカレートさせて来るのでGは必死に抵抗。

 残念ながら人通りの少ない道を通っていたので助けを呼ぶことも
できません。

 Gが抵抗を続けるとやがて諦めて帰って行った訳ですが。

 これはオカマが怪しい店に連れて行くのが目的ではなく、きっと
“抱き付きスリ”だったのでしょう。

 どさくさにまぎれて財布や貴重品をかすめ取り、目的を達成したら
バイクでトンズラするつもりだったのではないでしょうか。

 あいにく、というかGにとっては幸運なことに金品を奪うのに
失敗して去って行った模様です。

 次はIの体験談。

 セブン・イレブンに寄った帰り道のことです。両手にレジ袋を下げて
歩いていると・・・。

 いかにも水商売風の女が一人、Iにまとわり付いて来ました。

 やはり遊びに誘うふりをしながらボディータッチして来ます。

 ちょうどセブン・イレブンでカップラーメンに熱湯を入れて来たIが
熱湯入りのカップをそいつの体に当てると驚いて退散したそうです。

 GもIも結果的に何も盗られずに済みましたが、脇の甘い人
だったらまんまと盗まれていたのではないでしょうか。

 最後はトシ自身の体験です。

 バンコクで、夜一人で外出した時のこと。

 ホテルと直結している高架鉄道のコンコースを歩いていると、
「すみません!」と叫ぶ人の声が聞こえました。(以下、すべて英語)

 自分には関係ないと思いつつも、大きい声で繰り返し叫ぶ声の主を
確かめたくて振り返ってしまいました。

 声の主はなんと、トシを呼び止めようとしていたのでした。

 「ナナプラザへはどうやって行ったらいいですか?」
 「次の駅です」
 「そうですか。で、両替したいんですが両替できる場所は
  この辺にありますか?」
 「知りません」
 「地元の人じゃないんですか?どちらから?」
 「日本」
 「実は今日着いたばっかりでドルしか持っていないし、何も分からなくて。
  それで、100バーツ札は何色なのか教えてくれます?」
 「赤」
 「実物を見たいですね。何色なのか」
 「赤だって」
 「実物を見せてください。見るだけ、盗らないから」
 「???(本当にこいつ怪しいな)」
 「ほら、僕の財布の中、ドル札ばっかりでしょ。そしてこれが
  20バーツ札でしょ?」
 「???(なんで20バーツ持ってるんだか)」
 「で、100バーツ札ってどんなお札か見せてくださいよ。見るだけ。」
 「(その手に乗るか!)あそこにいる駅員に聞くべきですね」

 最後は奴も諦めて立ち去りました。

 相手の言いなりになって自分の財布を出していたら、どんな悲劇が
待っていたことでしょう。

 どさくさに紛れてお札を盗もうとしたのか、あるいは個人的に両替して
ほしいと口実を作って詐欺を働くか。

 もしそいつが何も盗らなくても、グルになった相方がトシの財布を
ひったくって全速力で逃げたかもしれません。


 教訓

 ・夜の一人歩きは警戒せよ
 ・慣れてきて土地勘があるからと言っても人通りの少ない道は避けるべし
 ・向こうから声を掛けて来る人間は99.9%怪しい。疑え
 ・相手にせず無視して通り過ぎよ
 ・やばいと思ったら大声で助けを呼べ
 (近くに人がいなくても、相手が多少は動揺する)
 ・貴重品がどこに入れてあるか悟られないようにするべし
 ・他人の前で財布を見せるべからず
  (ズボンの後ろポケットに財布を入れるのは危険!長財布を
   無造作に入れておくなどはもっての外!)
 ・ショルダーバッグをたすき掛けにして前で抱えるべし

 日本で被害に遭ったことがないからといって「自分は大丈夫」などと
思ってはいけません。

 外国では日本人は“いいカモ”です。

 お人好しで、警戒心が希薄で。おまけにお金も持っているし。

 困っている人がいると助けてあげたくなったり、あるいは旅先で
好奇心が普段より旺盛になっていたりします。

 そういった親切心や好奇心をうまく利用して奴らは近付いて来ます。

 タイに限らず、これから海外に行く人はくれぐれも気を付けていただきたいです。

 犯罪者は一度成功すると味をしめて犯罪を繰り返します。

 被害に遭うということは、見方を変えれば犯罪を助長していることに
なるのです。

 一人が泣き寝入りして済む問題ではありません。

 次なる被害者を出さないためには外国へ行く日本人ひとりひとりが
警戒を怠らず、犯罪を起こさせない覚悟が必要です。

 犯罪予備軍が“割に合わない”と諦めるぐらい、したたかに
なろうではありませんか。

 NO!と言うべき時にきっぱりとNO!と言い、まとわり付いて来る
人間は絶対に犯罪目的だということを肝に銘じましょう。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

PAGE10 [タイの旅2012]

PAGE10

 今回は4泊5日という短い旅行でした。

 いつものようにバンコク近県のパタヤというビーチリゾートへ行き、
帰る前日はバンコクに泊まりました。

 トシ・G・Aの3人は往復の飛行機とホテルが一緒で、Iたち一行は
違う便で着いてホテルも別でした。

 トシたちがパタヤで泊まったのはPAGE10 HOTELという、
最近出来た比較的小規模なホテルです。

 ブティックホテルとかデザイナーズホテルといった趣で、内装や家具に
個性が見られます。

 最近の流行のようで、パタヤにはこの手のちょっとおしゃれで値段も
手頃なホテルが増えつつある気がします。

 トシたちは以前はビーチロードに面したリゾートホテルに泊まるのが
普通でしたが今回は趣向を変えてみました。

 PAGE10という名前ですが、数字の10はこのホテルが建つ場所に
由来しています。
 
 セカンドロードという、ビーチロードよりも1本内陸寄りの通りがあって、
そこから入る路地の番号が10なのです。

 内装は図書館をモチーフにしていて、レストランやエレベーターには
本棚を模した壁紙が貼られていて独特の雰囲気を醸しています。

 図書館を連想させる内装なので“PAGE10”という名前に
したのでしょう。

 ほとんどのスタッフがよそよそしさが無く親しみやすい感じがします。

 ドアマンなどはこちらが日本人だと分かると「モシモシ~」とか、知っている
限りの日本語で話しかけて来ます。

 会話が成り立つほどたくさん単語を知っている訳ではなくても、これで
“つかみはOK”みたいな雰囲気になります。

 こういうところはタイ人の得意とするところですね。

 部屋は一人一部屋にしたのですが、日本のビジネスホテルのような
狭苦しいものではなく非常にゆったりした造りになっていてくつろげます。

 部屋から海は見えませんがそれはあらかじめ了解済みです。

 路地に面した方とその反対側とに部屋があるのですがトシたちが通された
部屋はいずれも路地とは反対側だったので、繁華街が近い割には比較的
静かでした。

 あと、部屋のある側の隣は駐車場と空き地になっていて、最も近い建物
でも200m近く離れていたので見晴らしも悪くなかったです。

 大型の壁掛け薄型テレビ、CDプレーヤーが標準装備。トシは利用しませんでしたが
Wi-Fiが室内で利用できるなど、いかにも新しいホテルです。

 朝食付きで申し込みましたが朝食はブッフェスタイル。

 サラダバー・スープ・タイ式お粥・ソーセージ・ハムの他に焼きそば系や炒飯。
あとは炒め物その他の温料理が数種類。パンも何種類かありました。

 目の前で調理してもらえる卵料理もあって十分な内容でした。

 飲み物はジュースが何種類かとコーヒー・紅茶。デザートにはフルーツが
5種類ぐらい用意されていました。

 ちなみにこの朝食ブッフェは外来客の場合200バーツします。

PAGE10朝食・2.JPG

PAGE10朝食・1.jpg

 あと建物の屋上に小さなフィットネスジムと、やはり小さなプールが
ありました。

 PAGE10プールサイド.JPG

 徒歩圏内にセントラルデパートを軸とした巨大なショッピングセンターが
あるほか、買い物や夜遊びスポット等どこへ行くにもアクセスが良いという
立地条件や部屋の広さなどで、利用価値は大きいです。

 トシはかなり満足しました。一泊1700バーツでしたが値段相応だと
思いました。

 ただ、いいことばかりだったかというとそうではなく、難点もありました。

 新しいホテルなのにエアコンの音が大きくて気になりました。強ではなく
弱にしてもまだうるさいです。

 あと、サイトの口コミにもあったのですが水回りの使い勝手が
良くなかったです。

 まず、シャワーとバスタブが離れた場所にある意味が分かりません。

 シャワーヘッドをちょうどいい位置で固定することができないし、天井から
出るシャワーだと下半身がうまく洗えないという不満がありました。

 洗面台の水はまっすぐ下に落ちないで飛び散るように出て来ました。

 ハウスキーピングの質もいまいちです。

 “起こさないでください(まだ掃除に入らないでください)”の意思表示は
ドアノブにカードをぶら下げるのではなく、ベッドサイドのスイッチ操作で
するようになっています。

 スイッチをオンにすると入り口前のランプが赤く点灯し、ドアチャイムの
音が鳴らなくなります。

 朝食を取りに部屋から出る時、トシはスイッチを入れて行きました。

 友人との待ち合わせ時間が変更になって部屋に戻ると、なんとハウスキーパーが
ドアを開けて掃除を始めているではありませんか。

 タイ語で「まだですよ。このランプが点灯しているのは入らないでください
という意味なんですから。」と説明して出て行ってもらいました。

 一応貴重品はセーフティーボックスに入れてあったので物が無くなるとか
そういう心配はありませんでしたが、外出するときに忘れるといけないと
思って用意していた枕銭はすでに持って行かれていました。

 もう一度朝食を食べに行く時、エレベーターに向かうトシの姿をさっきの
ハウスキーパーが見ている気配がしてなんとなくいやな予感がしたのですが、
予感は的中。部屋に戻ると掃除が終わっていました。

 そして2日目の朝は枕銭を用意しないで朝食に行ったら今度は掃除を
していませんでした。

 掃除が終わった状態でもテーブルにコップの跡がくっくり残っていたりと、
全体的にハウスキーピングのいい加減さが目に付きました。

 さっきも書いたとおり立地条件がいいし手頃な料金設定でもあるので
今回限りで利用しなくなることはありませんが、同程度の料金で他に
いい所があれば違う所にも泊まって見たいです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

タイの旅・2012年 [タイの旅2012]

タイの旅・2012年

 1990年代後半に友人Gに誘われて初めてタイを訪れたトシは
すっかり魅了され、それからほぼ年に1回ぐらいは遊びに行きました。

 タイ好きが高じてついには定住を目指し、会社を辞めて4年間住んだ
経験もあります。

 それほどまでに好きなタイですが諸事情により帰国しなければならなく
なり、帰国してから早くも7年半が過ぎました。

 トシの帰国後、タイではクーデターや内戦といった物騒な出来事があったり、
2011年は大洪水があったりで、そういう時は日本にいて良かったと思い
ましたが本質的にタイが好きなことは変わりありません。

 帰国後の訪タイは2007年に一度きり。その後5年もご無沙汰となって
しまったのは上記の理由もありますが、ワーキングプアの身分では資金難で
なかなか行くことができなかったというのも理由の一つです。

 今年の夏ごろ、やはりタイ好きの友人IとGに久しぶりに会い、つい最近
行って来たばかりというIの話をGと聞いているうちにトシもそろそろ
行きなくなってしまいました。

 Iは行ったばかりなので最初はGとトシで行こうという話になり、以前
一緒に行ったことがある友人Aにも声をかけたらぜひ行きたいとのこと。

 あっという間に話がまとまり、3人分の飛行機の手配、そしてホテルの
手配と準備がとんとん拍子に進みました。 

 別口で、地方在住のIの父・Iの父の妹・さらにもう一人の友人が同じころ
遊びに行く計画中とのこと。

 トシもGもIの父とは面識があり(日本ではなくタイで何度かお会いした)、
どうせならスケジュールを合わせて合流しようということになりました。

 そうこうしているうちに今度はIも「自分も行こうかな」→「行く!」
となって、結局総勢7人が現地で集合することになりました。

 10月中旬に行って来ましたが話のネタは一杯あって、一度には書ききれない
ので何回かに分けてお伝えしようと思います。


タグ:タイ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
タイの旅2012 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。