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「ターミネーター4」 [映画]

「ターミネーター4」

 最近見たSFでは「スター・トレック」とこの「ターミネーター4」が
抜群の面白さでした。


 以下、例によってネタばれの場合もありますのでご了承の上
お読みください。



 大ヒット作の続編だからといって面白さが保証されるわけではなく、
面白さは作り手の意気込みや才能に大きく左右されるものだと思います。

 シリーズ4作目ともなれば出涸らしのお茶みたいになっていても
不思議はありません。

 「ターミネーター4」が製作されると知ったときのトシの反応も
「どうせ大ヒット作にあやかったB級アクションになるんでしょ」
程度のものでした。

 ところがその予想を大きく裏切る娯楽超大作になっていました。


 とにかく見せ場に次ぐ見せ場。それも「どこかで見たような」もの
ではなく極力新しいものを見せようという意欲が伝わってくるもの
でした。

 部分的には「バイオハザードⅢ」「宇宙戦争」「アイ・アム・レジェンド」
を連想させる展開になったりしますが別に真似したわけではないでしょう。

 人類の生き残りをかけた戦いという物語の性質上どうしても共通する
部分が出てきてしまうだけです。

 「ターミネーター2」を観たことがあれば思わずニヤリとしてしまうような
決め台詞や類似の場面があるのが御愛嬌です。

 戦う相手がロボットで、大部分がCGだと思うのですが画面で
見ていて違和感がありません。 

 「スターシップ・トゥルーパーズ3」の安っぽさや「トランスフォーマー」
の速すぎて訳がわからない感じとは全然違います。

 質感・重量感・スピード感が高い水準にあり見応えがありました。


 物語については「スター・トレック」と同様に過去・現在・未来の
関係や罠の仕組みがトシの頭では完全には理解できなくて、ちょっと
置いてきぼりを食らった感じです。

 サイボーグ化されたマーカスが重要な役回りで、彼にまつわる物語が
今回の見どころでもあります。

 最後の方でマーカスがスカイネットと同期してすべてを把握するという
設定なのですが、そこでの説明が頭の悪いトシにはよく分かりませんでした。

 あと、ジョン・コナーがスカイネットの施設を物理的に破壊したから
それで人類の勝利だとばかり思ったら、まだ戦いは続くとのことでした。
「4」で破壊したのは一体何だったのかも分かりませんでした。

 細かいことを言えば、バイク型ロボットを捕えて乗りこなしてしまう
という都合のよさとか、ロボットが丸腰の人間を相手にしたら秒殺できるに
決まっているのに投げ飛ばしたりしてもてあそんでいるように見えるとか、
本当ならあり得ない場面もありました。

 そういった突っ込みどころや訳の分からなさを差し引いてもなお、
2時間弱の間存分に楽しめたという満足感でいっぱいです。

 「トランスフォーマー:リベンジ」には全く期待していないので、
どうせお金を払って観るなら「スター・トレック」か「ターミネーター4」の
どちらかをもう一回劇場で観たいと思います。


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