マイケル・ジャクソンさん逝く [ニュースから]
マイケル・ジャクソンさん逝く
50歳で逝くなんて、早すぎます。マドンナと並ぶアラフィフ世代の
スーパースター、マイケル・ジャクソン。もっと活躍してほしかった
のに残念です。晩年は音楽活動よりも醜聞で話題になることが多かったですが、
彼は間違いなくポップスの帝王でした。トシも彼のファンの一人です。世界中で大ヒットしギネスブックにも
載ったアルバム「スリラー」は、お気に入りの中でもベストと呼びたい
一枚です。同じ時代に生まれ、彼の音楽が聴けたこと、ビデオクリップの
パフォーマンスが観られたこと、来日時にコンサートで生で会えたことが
とても幸運でした。
年号を正確に覚えていないのですが横浜スタジアムでコンサートが
行われた時がありました。ぜひとも生で見たいと思ったのですがその年は
残念ながらチケットが手に入りませんでした。当時トシは会場近くのホテルで働いていました。中級のホテルで、
マイケルのようなVIPが来ることはありませんでしたがその代わり
スタッフの滞在ホテルとして使ってもらえたのが名誉でした。その何年後かに東京ドームで公演が行われた時は幸いにチケットが
取れました。スタンド席から豆粒のようなマイケルを見つめるだけ
でしたがそれでも生で会えた感動・興奮が忘れられません。
全盛期には世界ツアーを何度も敢行したマイケルですが、印象としては
20世紀のスーパースターであり、今世紀に入ってからは奇行ばかりが
話題になり変人という印象が強くなってしまいました。実際には音楽活動は続けていたのかもしれませんが傍目にはニートの
状態が長く続き、年齢からしてもコンサートでパフォーマンスを披露する
体力はなくなっているだろうと思われました。ところが今年、ロンドンでの公演が発表され、実際にチケットも発売され
完売。スーパースターの復活が期待されました。もしロンドン公演が成功したらその勢いで世界ツアーもやるかもしれない、
ひょっとしたら日本公演の可能性も。トシはそんなことを想像してもう一度
生でマイケルに会えることを期待していたのですが。残念ながらマイケルはロンドン公演を前にして亡くなってしまいました。
トシと同じく世界中のファンが残念な気持ちでいっぱいでしょう。死因は現時点で特定されていませんが、久しぶりの大舞台に向けての
体力づくり、心理的な重圧が何らかの形で影響したのではないかと
素人ながらに思います。
トシは様々な面でマイケルに親近感を持っていました。もちろん
あちらは世紀のスーパースター、こちらは冴えない中年オヤジで
天と地ほど違いますが。それでもどこかであやかりたいと思い、カラオケでマイケルの歌を
歌ってみたりしたこともありました。失笑を買いましたけど。アラフィフという同世代の親近感。少年時代の歌声が成長とともに
声変わりして以前のように出せなくなって悩んだこと。華麗なショービジネスの世界でもてはやされることとは裏腹に
実は内向的だったこと。スーパースターでも普通の人と同じように何かしらの悩みを抱えて
いたりトラブルに巻き込まれたりする。そんな彼を応援したい気持ちが
ありました。少年への性的虐待で訴えられたり、庶民とは桁違いの収入がありながら
負債もまた桁違いで破産状態になったりしたのは、きっと世間知らずで
無防備すぎるところに付け込まれたからではないかと思います。
本業以外のことでも何かと話題になったマイケルですが、彼が世に
送り出した音楽・ビデオクリップなどは本当に価値があるものです。
これからも故人を偲びながら繰り返し聴いて、そして観ていきます。ご冥福をお祈りします。
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