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熱帯性にわか雨 [タイの話題や思い出]

熱帯性にわか雨

 スコールと言った方が通りが良いようですが、squallは
英和辞典で引くと“(時に雨や雪を伴う)突風”とありました。
=ジーニアス英和辞典より=

 トシは何気なく熱帯性の土砂降りの雨の意味で使っていましたが
本来の意味とは少しずれた使い方をしていたことになります。

 正確な定義はともかくとして、トシの住む首都圏の最近の雨の降り方で、
熱帯を思わせる降り方がときどきあるのでタイの雨を思い出しました。

 空が見る見る黒くなり、間もなくして強い雨が降り出します。雷を伴う
ことも珍しくありません。そして比較的短時間で雨脚が弱まり、降り
出してから数十分ないし一、二時間で止んでしまいます。

 タイに住んでいた頃、雨と言えばこんなにわか雨が普通でした。

 タイでは雨に備えて傘を持って外出する習慣がありません。降り
出したらとりあえずどこかで雨宿りします。豪雨の中では傘があっても
ひざから下は確実に濡れます。

 トシが住んでいたバンコクでは降雨量に対して排水能力が低く、道路が
川のようになってしまうことがよくありました。そして道路上の汚水が
本当に汚いんです。

 雨が地上に降りて来る間に大気中の汚れを吸い取って雨自体が汚れて
いることもひとつの原因ではありますが、もうひとつ原因があります。
下水管に流れ込んだ雨はもともと下水管にあった汚水と交じり合い、
さっき書いた排水能力の問題で地上にあふれ出るときにはその交じり
合った汚水があふれて来る訳です。

 やっばりそんな汚水の中を歩くのは避けるのが賢明です。道路は
大渋滞になるし、無理して外へ出ないのが一番です。

 もし大事な約束があったとしても、事情が事情ですから「仕方が無い」
こととして済むに違いありません。

 雨が止んだ後の空気、これが実に爽やかです。雨水が大気中の汚れを
吸い取ってくれたおかげで空が澄んでいます。日中ならついさっきの
黒雲が嘘のように雲ひとつ無い青空が広がります。

 このメリハリがトシは好きです。日本の雨はやたらと長く降り続くのが
普通ですから、止んでから出かけようなどと考えていたら一日中家から
出られなくなってしまいます。

 今日は休みだったのですが、雨の中をクリーニング屋に行って来ました。
突然雨脚が強まり、歩道を雨水が被います。一時的に雨水が溜まって
靴が水に浸かってしまいそうです。クリーニングの用事を済ませた頃に
一番雨脚が強くなり、家に帰る頃にはズボンのひざから下はびしょ濡れで
泥はねが一杯付いていました。当然靴も、靴下も濡れて気持ち悪いです。

 ところが家に帰ってしばらくすると雨の勢いはどんどん弱くなりました。
間もなくして空が明るくなってきたと思ったら、それから数分後には
ほとんど止んでしまいました。

 そして、快晴になりました。外の空気がとても爽やかです。

 今までも、夏には夕立が降ることがありました。しかし5月に
このような突発的な雨が降ってすぐに止むというのは記憶にありません。

 もしかしてこれも地球温暖化の影響で、今や首都圏の気候も熱帯に近い
特徴を持つようになったのでしょうか。

 もしそうなら・・・。地球規模で考えれば、温暖化は食い止めなければ
いけない深刻な問題です。

 ただ、不謹慎を承知で個人的な感想を言えば、寒いのが嫌いなトシは
自分の生活圏の冬が短く暖かくなるのはありがたいことです。

 そして雨の降り方では、うっとうしい梅雨が大嫌いですから、同じ
降るなら熱帯の雨のように一度に大量に降ってぱっと止んでくれる雨は
大歓迎です。


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