SSブログ

2010年に観た映画・その4 [映画]


2010年に観た映画・その4


 今年(2011年)に入って8月時点で約30本という、自分としては
たくさんの映画を鑑賞した年になりました。

 なのにいろいろあってまだ全然記事に出来ていません。

 今年観た映画どころか、2010年に観たまま書き残していた
映画もあるので、まずそちらから片づけて行きたいです。

 映画鑑賞はそれ自体が楽しみなのはもちろんですが、ブログを書く
ようになってからは記事として残しておくこともまた楽しみの一つに
なりました。

 そして観た映画は一応記事にしないと気が済まなくもなっているので、
短くてもいいから全部の映画について書いて行こうと思います。


 例によって一部ネタばれになる場合もありますのでご了承ください。


「(500)日のサマー」

 男と女のすれ違いを描いたコメディです。男はあくまでも恋人に
なりたいのに、女は心を束縛される関係を拒否します。

 それでいて普通にデートはするし肉体関係もあるという不思議な
間柄です。

 セフレと割り切ればいいのに男の方だけが本気になってしまうという
残念なパターンです。

 この、成就しない関係の顛末を出会いから順に描いて行くのではなく
時間をバラバラに分解して「何日目」と注釈を付けて順不同に並べて
いるところに特徴があります。

 男を振り回す不思議ちゃんを演じるのがズーイー・デシャネル。
「イエスマン」同様、ちょっと変わった女性を好演しています。

 余談ですが彼女が出演したM・ナイト・シャマラン監督の「ハプニング」は、
原題は「SUMMER」だったんですね。

 そしてこの映画では彼女の役名が「サマー」。彼女と破局を迎えた男が
次に出会う女性が「オータム」というオチがありました。

 またまた余談ですがこの映画の手腕が認められたマーク・ウェブ監督が
新スパイダーマンを撮り、2012年夏公開予定だそうです。

 とても楽しみです。


「ラブリーボーン」

 犯罪に巻き込まれ不慮の死を遂げた少女が、戸惑いながらも自分の
死というものを理解し、やがて受け入れて死後の世界へと旅立つまでが
描かれています。

 少女自身の苦悩と並行して、彼女が失踪したことで辛い日々を送る
家族の様子も描かれています。

 魂は残っていてもそれを伝えることができないもどかしさがあります。

 天国というものがあるとしたらこんな世界だろうというのが、
ピーター・ジャクソン監督ならではの幻想的な映像で描かれています。

 死後の世界というのは現代の科学では証明できないですが、あって
ほしいと思うし、あると信じればいつか必ずやって来る自分の死を
素直に受け入れられる気がします。

「ソルト」

「ナイト&デイ」

 2本とも設定そのものはありがちで、裏切り者にされた諜報部員が
人並み外れた頭脳と肉体、強運を駆使して問題に立ち向かう話です。

 この手の話は物語がどうのこうの言っても始まりません。話の
荒唐無稽ぶりにケチを付けても仕方がありません。

 いくら鍛え上げた肉体でも、何人もの男を一撃でノックアウトできる
訳がない---などと言っちゃあおしまいです。

 どんな見せ場があるか、役者の魅力が発揮されているかどうかで
価値が決まるものでしょう。

 それぞれ違った切り口で描かれていますが、「ソルト」はアンジェリーナ・
ジョリー、「ナイト&デイ」はトム・クルーズ&キャメロン・ディアスの
持ち味が活かされてなかなかの娯楽作品に仕上がっていると思います。

 後に残るものが無くても、観ている間十分に楽しめればそれでいいと
思える、そういう種類の映画でした。


「インセプション」

 これもある種のスパイ・アクションものですが、他人の潜在意識に
侵入してアイデアを盗んだり、あるいはある考えを植え付けたりする
という独自の設定が新鮮です。

 催眠状態で共有する仮想現実というのがいかにも映画的な見せ場に
なっています。

 私たちが眠っているときに見る夢とは違ってその世界を仕掛け人が
自分の都合がいいように構築できるとか、潜在意識の中では現実の
世界にいるよりも短時間で多くの経験ができるとか、この作品なりの
ルールみたいなものがあって、その複雑さに少々戸惑うことも
ありましたが面白かったです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

久しぶりの自宅仙台で映画三昧 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。