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「タロットカード殺人事件」(秋に見た映画その3) [映画]

「タロットカード殺人事件」(秋に見た映画その3)

 見た映画は基本的に自分のブログに記録しておくことにしているの
ですが、更新を怠けている内に4本も溜まってしまいました。

 いつもより手短に書こうと思いますが、いつものようにネタばれも
ありますのでご了承の上お読みください。



 「タロットカード殺人事件」

 ウディ・アレン最新作。かなりお年を召しているはずですが、
その創作意欲と柔軟な発想は健在でした。

 トシは70年代後半の「アニー・ホール」から80年代中ごろ
までの彼の作品はよく見ていたのですが、その後の作品はなんとなく
敬遠していました。

 本当に漠然とですが一時期どの作品も「映画評論家受けはいいけれど
ちょっとインテリ向けの小難しい作品なのでは?」と、食わず嫌い
になった時期がありまして。

 しかし今回は見て正解でした。肩の力を抜いて見られる上質の
コメディーです。

 多分彼の今までの作品に慣れ親しんだ人、アメリカやイギリスの文化に
詳しい人、英語が分かる人が見たらそれなりに深く楽しめるのかも
しれません。でも全く予備知識の無い状態で見ても普通に楽しめます。

 スカーレット・ヨハンソン演じるジャーナリスト志願の女子大生、
サンドラ。そしてウディ・アレン演じるマジシャン、スプレンディーニ。

 マジックショーの出し物の最中に幽霊が現れ、サンドラに特ダネを
耳打ちします。(ウディ・アレンのこういう発想が面白いです)

 サンドラはそのチャンスを活かすため、スプレンディーニを
道連れにして殺人事件の容疑者に接近する訳ですが・・・。 

 物語はこの二人の掛け合いを中心に進んでいきます。その軽妙さ、
テンポが実に小気味良いです。

 連続殺人事件の犯人探しという物語にもかかわらず、血なまぐさい
場面は全く出てきません。

 素人探偵になった二人の迷コンビぶり、間抜けぶりでひたすら
笑わせてくれました。


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