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ユナイテッド・ビジネス [タイの旅2007]

ユナイテッド・ビジネス

1.ポイントの交換

 今回のタイ旅行はユナイテッド航空のビジネスクラスで往復しました。こう書くと
トシがお金持ちのように思われてしまうでしょうか。

 いえいえ、月収20万円に満たないトシにビジネスクラスのチケットを買う余裕など
ありません。マイレージ・プラスの特典旅行を利用しただけです。

 会員になってから日本とタイを何往復もしましたし、提携クレジットカード利用
によるマイル加算もあってポイントが5万マイルぐらいありました。同行した友人も
同様に4万マイルぐらいありました。

 ユナイテッド航空の特典には2種類あって、セーバー特典とスタンダード特典
というのがあります。

 参考:http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileageplus/award_overview.jsp

 日本とタイを往復する場合、セーバー特典だとエコノミーは2万マイル、ビジネスは
3万マイルで特典旅行との交換が可能です。ただし座席数に制限があり、予約が
取れないことが多いです。

 3万マイルでビジネスクラスの座席と交換したかったのですが今回もセーバー特典の
座席は取れませんでした。

 一方スタンダード特典の場合は座席数の制限がありません。空席があればいつでも
予約可能です。その代わり特典旅行と交換するマイルが倍必要です。つまり
エコノミーは4万マイル、ビジネスは6万マイルで交換可能になります。

 ビジネスクラスの特典旅行と交換するにはトシがあと約1万マイル、友人が約2万マイル
足りませんでした。

 同じクラスで往復するのにスタンダード特典になると2倍もマイルを引き落とされる
というのは悔しいです。ほとんど予約の取れないセーバー特典というのが単なる
客寄せの餌なのではないかと勘ぐりたくなります。

 それはともかく、ユナイテッド航空の場合、足りないマイルを買い足すことが
出来ます。今回は友人の「めったに行けない旅行なのでなるべくゆったりした気分を
味わいたい」という意見を尊重し、マイルを買い足してビジネスクラスの特典と交換
することにしました。

 金額は1万マイルが約300ドル(約3万7千円)、2万マイルが約570ドル(約7万円)
でした。この程度の出費で、普通に買えば最低30数万円もするビジネスクラスが
利用できるのなら満足です。

2.空港で

 マイル買い足し→特典旅行の予約→マイル引き落とし の流れで予約が確定。
出発日前に座席指定も済ませました。

 成田空港第一ターミナルの南ウイングから出発です。出発ロビーで待ち合わせ、
その後チェックイン。自動チェックイン機を使ってみました。

 参考:http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/support/easy_check_in_jp.jsp

 予約時と同じクレジットカードを通し、画面の案内に従って予約内容を確認。
パスポートを機械に読み取らせます。搭乗券発券までの流れはスムースです。

 スーツケースはビジネスクラス用のチェックインカウンターで預けますが発券済み
なので手続きはあっという間に終わりました。

 出国手続き後、クラブラウンジ(レッド・カーペット・クラブ)へ。

 参考:http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/support/airport_narita.jsp

 お恥ずかしいですが一度入り口の前を通り過ぎてしまい空港のスタッフに聞いて
引き返すというハプニングがありました。次からは間違えません。

 エコノミーの待合所とは違うソファに座り、携帯電話の出国前の設定をしました。

 空港に着いた時間がそんなに早くなかったのでラウンジにいた時間は短かった
ですが出発前の昂揚感がやっぱり違います。自分が偉くなった訳でもないのに
優越感を味わいました。

3.機内で

 ビジネスクラスの乗客はエコノミークラスの乗客よりも優先的に搭乗できます。
しかしトシと友人は結構ぎりぎりに搭乗ゲートに向かったのでゲートの通過は
エコノミークラスの乗客と一緒でした。しかしゲートを通過してからの通路が
クラス別に分かれています。いよいよ憧れのビジネスクラスの座席へと向かいます。

 747型機に乗り込み、階段を上って座席指定してある2階席へ。2列+2列の
座席配置です。シートが大きく、前の座席との間隔も十分にあります。

 参考:http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/support/united_business.jsp
   :http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/support/seatmaps/b747-400-w.jsp
   :http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/travel/virtual/index.jsp
   :http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/support/s_classes/business_seat.jsp

 席に着くとまず飲み物のサービス。トシと友人はシャンパンで乾杯しました。

 機内食のメニューが配られます。

 参考:http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/support/meals/2007cycle2/asia/asia.jsp

 客室乗務員が、乗客一人づつの名前を呼びながらメインの料理を聞いて回ります。
トシと友人は仔羊肉の蒸し煮を選びました。

 離陸後、水平飛行になってから飲み物のサービスがあり、続いて夕食が運ばれて
きます。各自の座席に付いている折りたたみ式のテーブルを広げ、ランチョンマットを
敷いた上にトレーが置かれます。

 まず野菜サラダ。好みのドレッシングをかけてくれます。

 続いてパンが配られるはずでした。トレーにはパン皿とバターが置いてありましたが、
なぜかトシたちの席には配りに来ませんでした。今回一番不可解だった出来事です。
少なくとも前の座席の乗客に配っているのを見ていましたから、どういう経緯で配るのを
止めたのかが謎です。

 どうもユナイテッド航空のサービスにはこういった大雑把さが感じられます。
こちらからはっきりと要求すれば当然やってくれるのでしょうけれど。

 サラダの皿を下げてからメインの料理が温かい状態で運ばれてきました。味、
ボリューム共に満足できるものでした。

 ワインはいかがですか、という一言が欲しかったのですが無かったのでこちら
から頼んで持ってきてもらいました。パンの一件とこの件では少しがっかりしました。

 デザート、食後のコーヒー、食後酒まで一通りのサービスが終わりました。客室内の
照明が落とされ、乗客たちは眠ったり本を読んだり、あるいはビデオを見たりと
思い思いの過ごし方で時間をつぶします。

 先ほど書いたようにシートが大きく、前の座席との間隔も十分にあって足が十分に
伸ばせるのがありがたいです。リクライニングの角度も大きくて寝やすいです。

 熟睡は出来ませんでしたが身体を伸び伸びとさせられたことで旅の疲れは
かなり軽減されました。

 飲み水の補給だけはまめに行われており、グラスの水が空のままということは
ありませんでした。

 バンコクに着いてからの降機はファーストクラス→ビジネスクラスの順ですがここでも
エコノミークラスより優先され、入国審査からスーツケースの受け取りまでが
順調に進みました。

4.日本への帰国便

 友人の方が短い日程で先に帰ったので帰りは一人でした。バンコクの空港では
ビジネスクラス用のカウンターでチェックインしてスーツケースを預けてから出国審査を
済ませ、ラウンジへ。

 ここでは同じスターアライアンス・メンバーのタイ航空のラウンジが利用可能でした。
帰りの方が時間に余裕があり、トシはサンドイッチ・ジュース・フルーツ・コーヒーを
しっかりいただきました。冷房が強すぎたこと以外は快適に過ごせました。

 搭乗後のウェルカムドリンクでシャンパンをいただき、飛行中の飲み物サービスでも
ずっとシャンパンを飲みました。この便の客室乗務員はお替りを勧めてくれて、行き
よりも好感度が高かったです。

 早朝便だったので機内食は朝食。トシが選んだのはオムレツでしたがおいしかったし
量も十分でした。そして、今回はパンをちゃんと配ってくれました(味はいまひとつ)。

 サービスの大雑把さはやはり個人差があるようです。帰りの便の客室乗務員は
痒いところに手が届く感じでした。降りるときには片言の日本語ながら「トシ様、
お疲れ様でした」と言ってくれました。


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