「まさか」が命取りになるとき [トシの生活]
「まさか」が命取りになるとき
「まさか今日は降らないだろうと思って傘を持たないで出かけたら雨に降られた」とか
「まさかこの美人が男だなんてありえないと思ったけどやっぱりオカマだった」とかなら
笑い話、話のネタで済みます。
トシの場合、競馬で「まさか上位に来るはずがないと思って切り捨てた馬が優勝した」
なんてことがよくありますが、これは自業自得です。
「まさか夫が浮気しているなんて」「まさかうちの会社が潰れるなんて」のような話に
なってくると深刻さが増してきます。
さて、本題に入ります。こと犯罪の話になれば、まさかが現実になってしまったら
取り返しがつきません。
「まさかこの人が嘘をつくはずがない」なんて思っていると詐欺に遭うかもしれません。
住居侵入についてもそうではないでしょうか。まさかと思っていても2階や3階、あるいは
それ以上の階の鍵の掛かっていない窓から侵入される可能性は否定できません。
まさかが現実になって物を盗まれたり性犯罪に遭ったりした話は珍しいことではありません。
さらに言えば窓やドアをしっかり施錠していてさえ安心できない世の中ですが、そこまで
行くと自衛手段がどこまで役に立つか分かりません。
とにかく最低限自分の身や財産を守ろうと思ったら戸締りは必須です。
なぜこんな話をするかというと、昨日トシの浴室の窓が大きく開いていたからです。
普段から換気のために10~15㎝開けた状態にしていますが、気づいたときはその倍くらい
開いていました。自分でそこまで開けた覚えはないし、風圧で開くとも思えないのです。
だとしたら外から誰かが開けたと考えられないでしょうか。
情けない話で恐縮ですが、トシはタイに住んでいる間に置き引きや泥棒の被害に遭いました。
その経験からかなり用心深くなっています。
例えば朝のごみ出しのときにもドアに鍵を掛けます。
一人で飲食店に入った場合、トイレに立つときは鞄を置きっぱなしにはしません。
ドリンクバーのある飲食店に入った場合でも一人のときは荷物の管理がわずらわしいので
ドリンクバーは注文しません。
電車で居眠りするときは鞄をしっかり抱えるか、肩掛けを自分の手に巻きつけておきます。
そんなトシが、浴室の窓を施錠しないで四六時中開けたままにしているのは片手落ちです。
その気になれば浴室の窓を全開にしてそこから人が入ることも不可能ではありません。
現に先日野良猫の侵入を許してしまったという苦い経験もあります。今まで人が入って
来なかったのは運が良かっただけかもしれません。
「まさか浴室の窓から侵入するなんて」のまさかが現実になってから後悔しても遅いです。
これからは外出の際はすべての窓とドアを施錠しようと思います。
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