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英会話・二次会・野良猫 [トシの生活]

 英会話  飲食店でアルバイトをしているトシですが、「系列店合同の英会話勉強会が
あるから参加してみたら」との店長の勧めでその勉強会に行って来ました。

 プロの講師を招いての勉強会で、今回の受講生は11名でした。講師は日系アメリカ人と
日本人のペア。サービス業、それも飲食店用に特化された内容で進みました。

 使う単語は特に難しいものではなくて、構文も普段使わないからなかなか思い浮かばない
けれど言われてみればなるほどそうか、と思えるものばかりでした。

 受講生の英語力はまちまちで、すぐに自分のものに出来る人もいればせっせとメモを取って
(それもカタカナを使って)メモを見ながらでも悪戦苦闘している人までいて様々でした。

 学力の差がある受講生をまとめて、上と下との均衡を取りながら進めると言うのは実は
大変なことで、上に合わせると下は絶対落ちこぼれるし、そうかと言って下に合わせると
今度は上が退屈するしで、講師には両方が楽しく有意義に過ごせるようにするための工夫が
求められます。

 今回の2人の講師はその点、和気藹々とした雰囲気作りやちょっと苦しんでいる受講生の
手助けなどさすがプロだな、という仕事振りでした。授業時間はあっという間に感じました。

 近い将来には日本語講師になっているはずのトシにとって、いい刺激となりました。


 二次会  結婚式の披露宴や二次会に呼ばれるのって本当に久しぶりです。今回は二次会に
呼ばれたのですが、新郎新婦はいわば職場結婚。トシのバイト先の、新郎がキッチンで新婦が
ホールのスタッフでした。2人ともすでに退職していて、今は2人で店を開くための準備中です。

 二次会には割と仲のいい友人を呼ぶのが普通ですが、その範囲の捕らえ方が新郎と新婦とで
ずいぶん違ったようです。人数の割合で言うと新郎友人8割に新婦友人が1割、新郎新婦を
両方知っている人が残り1割ぐらいの感じでした。

 会場となったのは新橋に近い韓国料理のレストラン。もちろん貸切です。中央に料理を置く
テーブルがあり、そこから各自好きな物をお皿に盛っていく着席ブッフェスタイルでした。
飲み物は決められた種類の中での飲み放題で、ワインもありました。

 決して安くない会費だったので料理には期待したのですが、満足度で言うと物足りなさが
残りました。味や量の問題ではなくて種類が少なめでした。最初に並んでいた物が前菜的な物で
それが無くなったら次に主菜が出るものとばかり思っていたのに、いつまで経っても同じ物が
補充されるだけでした。

 二次会には一次会でちゃんとした食事を済ませて来た人も多数出席するはずで、だから
二次会の料理は食事というよりも酒のつまみ程度の物を・・・ということだったのかも
しれません。でもこういう機会に料理を見て、別な機会に食べに来るかどうかの参考にする
人だっているでしょうから、種類を豊富にすることは店の宣伝にもなると思うのですが。

 二次会の中の特別企画として、新郎新婦が開く店の店名や料理・ドリンクメニューの
募集というのがありました。入場するときに受付でアンケート用紙が配られてそこに記入
するというものです。しかし急に言われてもそんなに簡単に思い浮かぶ物ではありません。

 トシは白紙で出すわけにもいかず、ドリンクメニューの案をいくつか書いて出しました。
「ブラディ・**」「ブル***」(それぞれスタンダードカクテルのパロディーで、**の
部分に新婦や新郎の名前が入った物です。新郎は見た目ブル●ッグみたいな人)など。

 アンケート用紙に記入した参加者の中からくじ引きで賞品が当たりましたが、運良く
トシにもバスソルトが当たりました。

 次の企画は高い物当てゲーム。ひとつは2種類のチーズを食べ比べてどちらが高いか
当てるもの、もうひとつは2種類のワインを飲み比べてどちらが高いか当てるものでした。

 まず高いチーズ当てに5人が立候補。内4人が正解し賞品をもらいました。次はワイン。
トシも含め5人が立候補。2種類のワインの香りを嗅ぐと一方はあまり香りがしなくて
もう一方はいい香りが鼻腔を刺激します。口に含んでみると香りのしない方は割と平凡な
印象、いい香りのする方はいろいろな要素を感じさせました。トシは後者を高いと判断
しました。

 結果、やはりトシの思ったとおりでした。4人が正解し正解者には賞品が・・・しかし
チーズの回とワインの回どちらも正解者が多かったため賞品が足りなくなってしまいました。
トシはさっきくじ引きで当たったので辞退して、丸く収まりました。

 新郎新婦が働いていた店は本日も通常通り営業中です。従って二次会に参加できる人数は
限られます。一部の人は許可をもらって仕事を一時抜けて参加していました。また仕事に
戻らなければならないので控えめに飲んで・・・と言いつつやっぱり飲み始めると止まらない
人もやっぱりいました。

 宴たけなわのうちにお開きの時間になってしまいました。見ると新郎はつぶれて大の字に
なっていて取り囲んだ友人たちに叩かれています。しかし酒豪の新婦は顔色も変えずけろっと
していました。

 この夫婦がどんな店を開くか、これから楽しみです。


 野良猫  コンビニでそうめんを買って帰り、ほぐし用のたれでほぐしていると突然物音が。
ゴキブリ?いや、もっと重量感のある足音がトシの背後でします。振り向く暇もないうちに
黒い物がトシの足元を通り過ぎて行きました。びっくりした!四本足の生き物がトシの部屋の
中にいるではありませんか。近所で何匹かの黒い野良猫を見かけますが、こいつはそのうちの
一匹らしいです。

 あれ?出かけるときはちゃんと戸締りして出たし、帰って来るときに玄関から侵入されたら
すぐに気が付くはずでしょう。いつの間にお前は入って来たの?

 ようやく事態が飲み込めました。いつもシャワーを浴びた後に、換気のために浴室の窓を
開けておきます。横にずらすのではなくて押し出す形で開ける構造の窓です。思い出して
みると今日は今までに無いくらい大きな角度で開けていたので、そこから飛び込んで来たに
違いありません。浴室の換気をするときは浴室の窓だけでなく浴室のドアも茶の間の襖も
開けっ放しにしておくので入って来れば行き来は自由です。

 猫が窓まで飛び上がって入ろうとする可能性は今までもゼロではなかったのですが、窓の
構造や地面との高低差などからよっぽとの猫で無い限り入ろうとしないだろうと考えて
いました。今までは確かに侵入されたことはありませんでしたが、猫にしてみれば窓の
こちら側がどうなっているか興味があったのでしょう。そして今日、探検のチャンスが
やって来たという訳です。

 探検がまだ終わらない内にトシが帰って来てしまったのか、帰り方を忘れてしまったのか、
それとも居心地が良さそうなのでここを住みかにしようとしたのか、いずれにしても突然
人間と鉢合わせしてしまい、野良猫君はパニックになってしまいました。

 外出から帰ったトシはいつもどおりに浴室のドアを閉めてしまっていたので猫君の出口は
無くなってしまいました。それでも出口を求めて走り回る猫君。必死です。

 トシもあまりに突然の出来事だったので浴室のドアを開けてやる、という最も的確な手段が
そのときには思い浮かびませんでした。そして玄関のドアを開けてそこから退出願おうと
しましたが失敗。玄関から出入りする習慣の無い野良猫に向かって「こちらへどうぞ」と
手招きしたところで通じません。玄関が出口であるという概念が無い上にドアの前に人間が
立っているのですから近寄ろうとしないのも無理もありません。

 パニックになった猫君、台所に窓があることに気が付き、窓めがけてまっしぐら!どすん!
もう一度飛び上がったが!どすん!君、その窓は開いてないんだよ。でもカーテンを開けよう
とする(ひょっとして窓を開けようとしている?)仕草がいじらしいです。

 せっかく玄関を開けてやったのに無視して通り過ぎ、今度は押入れの中に飛び込んで
しまいました。押入れも換気のために襖を開けてありました。衣装ケースの奥の空間に
入り込んで、今度は動こうとしません。人間に飼われたことが無い、生粋の野良猫
なのでしょう。人間に対しては警戒するだけです。(だったら人間の家に上がりこむなよ!)

 さっきはあれほどまでに出口を求めて駆けずり回っていた猫君ですが、無駄な努力と
悟ったのか、今はじっとしたままです。あのう、そこにずっと居られても困るんですけど。

 とりあえず夜も更けて休戦状態に。落ち着かないまま布団を敷いて、続きを明日に
持ち越して寝ました。


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