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帰国して6年、タイは遠くに・・・ [タイの話題や思い出]

帰国して6年、タイは遠くに・・・


 トシがタイから帰国して、2011年2月22日でちょうど
6周年になりました。

 前にも書いた通り当初は一時帰国のつもりで、機が熟したら
もう一度タイに戻りたいと思っていました。

 しかし現状は「ずっと日本にいるかも・・・」という考えが
自分の中で支配的になっています。


 日本語講師としてタイで教壇に立つこと、それが当初の
目標でした。

 そのためにはまず4年制大学を卒業して学士号を取得すること、
日本語教育能力検定試験に合格することが最低限必要でした。

 ところが時間だけが無駄に過ぎていき、どちらもめどが立たない
状態です。

 勉強に専念していれば決して不可能ではなかったはずですが
本当に勉強したのは最初だけで、結局ただのフリーター生活を
していただけです。

 すべて身から出た錆です。一日24時間を有効に活用せず
さぼっていた自分がいけないのです。


 勉強をさぼっていたせいで目標が達成できないのは自業自得
ですが、もうひとつ別な要因があってタイに行くことに消極的に
なってしまいました。

 それはタイの政情不安です。

 クーデターによってタクシン首相が失脚しましたが、新政権に
不満を持つタクシン元首相支持派が反旗を翻しました。

 国民は現政権支持派と元首相支持派とに真っ二つに割れて
双方の対立は泥沼化します。

 去年、首都バンコクが内戦状態になった惨状がニュースで
流れましたが、ああいうのを見てしまうとタイが「住みたい国」
とは言い難くなります。

 
 余談ですがトシは去年までは昼と夜とで別々な飲食店で
アルバイトしていました。

 夜のバイト先というのがタイ料理屋で、時給は安かったのですが
「まかない」でタイ料理が食べられるしタイ人スタッフとタイ語で
話すこともできて、タイとの接点を維持できる貴重な経験と
なりました。

 ところが売り上げが伸び悩み(?)、経営者が手を引くことに
なりました。後で聞くと話はそれほど単純ではないらしいのですが
いずれにせよ雇われ店長以下スタッフのほぼ全員がリストラで
店を去りました。

 トシも一緒に辞めました。それで、今はタイとトシとの繋がりは
いよいよ希薄なものになってしまいました。


 勉強をさぼったために行く資格がない自分、そして以前ほど
魅力を感じなくなってしまったタイ。

 「やっぱり行くのやめた」というのはちょっと情けないですが
トシは中途半端に年を取ってしまいました。

 「行かないかもしれない」という煮え切らない態度でまた
ずるずると時間を無駄にしていくのか、それとも「行かない」と
決断して人生設計をやり直すのか。

 そろそろはっきりさせなくてはなりません。 


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