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「20世紀少年 第2章 最後の希望」「ヤッターマン」 [映画]

「20世紀少年 第2章 最後の希望」「ヤッターマン」


 洋画を中心に見ているトシですが、最近は邦画でも見てみたいと
思える作品が増えてきて、見てそれなりに楽しめるようになって
来ました。

 今回取り上げる2作品も興味のある企画だったし、実際に見ての
印象も良かったです。

 以下、例によってネタばれの場合もありますのでご了承の上
お読みください。



 「20世紀少年 第2章 最後の希望」

  前作から15年後、2015年の東京が舞台です。唐沢寿明演じる
ケンヂは行方不明という設定で、代わって豊川悦司のオッチョ、
常盤貴子のユキジらが活躍します。

 成長して高校生になったカンナも重要な役柄です。可憐で好奇心
旺盛で、そして芯の強いカンナが第2章の面白さの原動力になって
いて、彼女の見せ場がたっぷりあります。

 カンナを演じる平愛梨が、ベテラン俳優たちと向き合っても
負けないだけの存在感があってなかなかいいです。

 トシは原作を全く読んでいないのですが、やっぱり訳が分からない
まま終わってしまう感じでした。

 秘密の鍵を握る人間が登場しては、結局殺されてしまう。

 「ともだち」は勢力を更に強大化し、ついには神と崇められる
までになってしまう。

 ケンヂ、オッチョたちに反撃のチャンスはやってくるのか?
第2章では形勢が不利なまま終わってしまいます。

 第3章でどんな結末を迎えるのか早くこの目で見てみたい
気持ちにさせられます。

 近未来を描いた作品ですが、不気味なカルト教団や細菌テロなどの
描写が必ずしも絵空事とは言えない怖さを持っています。

 一方で物語の流れとはあまり関係がないと思われる人物が登場する
のですが実在の人物(国民的歌手や漫画家)のパロディーになっていて
独特のユーモラスな雰囲気を醸し出していました。


 

「ヤッターマン」

 こちらもオリジナルのTVアニメは全く見ていませんでしたので
原作と比べてどうかということは分かりません。

 でも実写の映画でありながらアニメの世界観をそのまま表現
しているような独特の味わいがあって面白かったです。

 一言で言うと「くだらない」内容なのですが、そのくだらなさの
一貫性が見ていて気持ちいいです。

 くだらない映画とはいっても、日本映画界の第一線で活躍する
監督とスタッフ・キャストが集まっただけあってセットやメカの
作り、アクション、特殊効果などすべてが本格的で見応えがあります。

 話題の中心はやはり深田恭子演じるドロンジョです。大ヒットに
貢献したのはほかでもない“深田ドロンジョ”でしょう。

 出演依頼があったときはあの独特のコスチュームに抵抗があったの
ではないかと思いますが、画面では吹っ切れた感じで見事に役に
成りきっていました。

 外見からすると冷酷な女王様キャラかと思いきや、意外と人間臭さ
があるし純情な一面を見せたりもしてなかなか可愛らしいです。

 よりによってヤッターマン1号に心を奪われるという、予想外の
展開になりますが、そこが実写ならではの見どころでもあります。

 ドロンジョ様に忠実な手下のボヤッキー、トンズラーもいい味を
出していました。

 このドロンボーたちは悪役ですが深い絆で結ばれている感じがするし
それぞれがつつましい夢を持っていたりして親近感が湧きます。

 3人のミュージカルシーンも楽しめました。

 敵役3人の個性があまりにはまっていて、ヤッターマン1号・2号の
コンビが食われてしまいそうなほどでした。


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