サッカーに詳しくないのですが・・・

サッカーに詳しくないのですが・・・　

　日本対ブラジル、２点差以上で勝たなければ決勝トーナメントに進出できないという
背水の陣で臨んだ試合でしたが、残念な結果に終わりました。奇跡は起きませんでした。

　トシはサッカーについてあまり詳しくなく、選手の名前もほんの一握りしか知りません。
簡単に言うとサッカーファンではなく部外者です。なので、ブラジルに負けたというニュースを
読んで（もちろんテレビが無いので中継は見ていません）ああそうか、やっぱり実力の差が出たん
だなあと、割と冷静に受け止めました。

　テレビ中継と言えば対オーストラリアそして対クロアチア戦いずれも試合開始が日本時間の
２２時でした。それは放映するテレビ局が視聴率を稼ぐために、深夜や早朝ではなく多くの人が
起きていられるおいしい時間帯で放映できるように働きかけた結果だ、という話を聞いたことが
あります。もしそれが本当だったら、現地時間で最も暑い午後３時開始の試合を２回も経験
させられた選手たちはいい迷惑でした。暑いのは相手チームも一緒だとは言いますが続けて
２試合というのは日本だけだそうでやっぱり気の毒でした。体力を消耗する度合いがものすご
かったのではないでしょうか。視聴率を狙うテレビのせいで本来の力を発揮できなかったと
したら、むしろ実力の差で負けるよりも悔しいです。

　日本のテレビ中継では今でもゴールが決まった瞬間にアナウンサーが「ゴ～～～ル！！！」
と絶叫するという約束事があるのでしょうか。部外者のトシはあれを聞くとなぜかしらけて
しまうのです。ファンの方、すいません。あくまでも自分の中のイメージなのですが、
スポーツ中継でも何でも演出過剰に私には映るのです。テレビを見る人の受け止め方は
千差万別でいいはずなのに、日本のテレビ番組は「こういう風に見なさい」と強制しているような
気がしてなりません。「ゴ～～～ル！！！」の件も、テレビ史上初めて叫んだアナウンサーは
ついファンとしての自分を抑え切れなくて思わず叫んでしまったのでしょう。それをみんなが
真似しはじめたのはやっぱりその方が演出にメリハリが付くというテレビ局側の期待の表れだと
想像します。しかしトシはアナウンサーには一ファンという立場よりも報道する立場を自覚して、
目の前で起きていることを伝えることに専念してほしいと思います。